燕岳(2017/5/19)
燕岳には何度も登っていますが、特に残雪期の5月が印象に残っています。北アルプスで5月と言えば、天候によってブリザードになる事もあれば、ポカポカ日和で登っていける日もあります。この日は、そんなポカポカ日和の天気に恵まれた日でもありました。
この時期、登山道の途中や合戦小屋の上部など、斜度のある場所にも雪が残っている場合がほとんどなので、念のためアイゼンとピッケルを持って行きましたが、ポカポカ天気のおかげで硬い雪は解けており、結果的にアイゼンとピッケルはトレーニング用の重りになっていました。
それでも、山頂付近から見える他の北アルプスの山々に残る残雪は、この時期にしか見る事の出来ない自然の織り成す見事なゼブラ模様です。

そして、他の登山者の方の邪魔にならないお気に入りスポットを探し、このゼブラ模様を見ながらゆっくりお昼ご飯♪という贅沢な楽しみができる1日でした。

切込胡・刈込胡(2016/11/4)
こんにちは。登山ガイドの奥田かほりです。
これは白馬山荘の小屋閉め直前だったか、小屋閉め直後だったか今となっては記憶がおぼろげですが、出身地・栃木県に懐かしのハイキングに行った時の画像です。
切込胡・刈込胡は、小学校の時に家族や親戚とハイキングした覚えがあり、印象に残っていた景色があったのでもう一度行ってみたいと思っていた場所でした。その印象がこの写真に写っている倒木です。

休憩ポイントの椅子代わり?といった方が正しいのでしょうか。はるか昔訪れたのは真夏でしたが、涼しかった記憶があります。今回は11月で雪が降った後だったので、モノクロに近い景色になっていました。
そして、当時ハイキングの後に光徳牧場でアイスを食べたので、今回も当時を思い出すようにアイスを食べてきました。

尾白川→鞍掛沢から日向山へ(2016/8/8)
こんにちは。登山ガイドの奥田かほりです。
今から考えると、もう10年近く前になるのか…と時の立つ早さを実感しますが、この沢登りはそんなに昔の事のように感じません。それは、最終目的地が、かの有名な日向山だったからなのかもしれません。
沢に入る際の駐車場は日向山への登山道への駐車場と一緒なのですが、いきなりどこ行くの?的な廃道(車の)を通ります。そしていくつかトンネルが出てくるのですが…その雰囲気が微妙にホラー的というより、「この先日本国憲法の法律は通用しません」的な都市伝説の村間を感じます。という訳で、一番怖いのは落石や落盤でした。

と言っても、実はこの沢の入渓地点は今や観光でも有名な尾白川。途中から黄連谷という沢に入り最終的には甲斐駒ヶ岳へ登頂する沢登りをする人達の間では有名なルートです。という事で、途中まるで杣道のような人の踏み後が結構出てきますし、実際にこの日も沢で1泊して甲斐駒ヶ岳を目指す方達にお会いしました。

そして沢には赤リボンまで…

バランス感覚のある人なら、この辺りまでは普通の川遊び場として利用しているようです。しばらくどこでも歩けるような沢登りというよりのほほん川歩きが待っています。そして、小さいながらも落ちたら危ないな、という滝にたどりつきます。ここが、沢登りをする時と川遊びをする時の分岐点になると思っています。

画像だけ見ると難しくもなんともない滝のように見えますが、登りやすい所が滑るんです…。滝に出会った時、人によってその沢をどうクリアするか、そのルートの取り方は様々だと思いますが、私は画像でいえば滝の左側を登りました。ただ、沢登をする人は滝を上から見て滝の左右どちらを登ったかを記載するので、本来であれば私は右を登った、というややこしい事になります…。
なにはともあれ、滝をクリアしたのはいいのですが問題はここからで…甲斐駒ヶ岳への黄連谷ではなく、途中から鞍掛沢へ入る人はそこまで多くなく、分岐点で一度道を見失います。そして地形図を確認し、「少し登りすぎてしまった、急斜面を鞍掛沢まで下りる必要がある」という結論となり、ロープを3回くらい使って鞍掛沢に合流しました…。鞍掛沢はすでに水が少量になっており、もはやあと数十m登れば鞍掛山の登山道に合流する辺りまで、沢登ではない変なルートを辿ってしまいました…。が、ひとまず無事に登山道に合流でき一安心です。

後は、この登山道を辿って日向山に向かっていきます。尾白川の楽しい川遊びから、滑る滝、水のない急斜面の下降からたどりついたのは、これまでと全く違った山の砂浜。このルートのギャップがとても楽しかったのを覚えています。



氷瀑(2016/1/27)
こんにちは。登山ガイドの奥田かほりです。
後ろ側に回って見られる滝が全国にあると思いますが、ここもその一つです。2016年当時、この滝は特に冬季立入禁止ではなかったのですが、見ての通り足元はスケートリンクのような氷・巨大なつららも存在します。実際に足元はほぼ平らだったにもかかわらず、アイゼンをつけて中に入りました。
今はその危険度からか、冬季立入禁止となっているようなので滝の名前は伏せておこうと思います。夏にも訪れた事のある滝ですが、氷瀑をつららの隙間を縫って後ろから見るとまるで別世界の様だった事を覚えています。

そして、当時もこれは気温が高くなったり、何かの振動でつららが落ちてきたら相当危険だと感じ、この2枚の写真を撮ってすぐに戻った記憶が残っています。写真に写っている人物は一緒に氷瀑を見に行った知人で顔が判別できてしまうので見にくい画像となってしまいましたが、写真に手を加えさせてもらいました。それでも人の大きさはなんとなく分かると思います。そして、そこから推定できるつららの大きさもとても巨大だと伝わるかな?と感じ、画像を載せました。
白駒池(2015/10/17)
こんにちは。登山ガイドの奥田かほりです。
紅葉の白駒池。当時も今も大人気でしたが、この時はそこまで混んでいなかったように思います。まだ車道冬季閉鎖前で白駒池の駐車場まで車で行けたとおぼろげな記憶があります。
池に映る紅葉というのはとても美しいですね。この時は青空と雲も映ってくれたので雰囲気のある紅葉写真となりました。

ただ、よーく画像を見てみると紅葉も終盤である事が分かります。どうりで思ったより人が少なめだったはずです。
そして、画像では残っていませんが白駒池の駐車場に止めたら白駒池だけでなくニュウへ登るのが定番でした。車を降りて数分で白駒池の紅葉の絶景を目の当たりにし、紅葉と苔を眺めながらニュウの登山道へ入ると北八ヶ岳らしい苔の世界が広がっていますが、ニュウの山頂は岩なので比較的手軽に色々な雰囲気を楽しめる良い場所だなぁ、と改めて思いました。
※記録・感想:登山ガイド・奥田かほり(ねこみみ)
八方池(2015/9/23)
こんにちは。登山ガイドの奥田かほりです。
八方池は手軽に行って帰ってこられる絶景ポイントだったので、1年間の間にかなりの回数行っていたと思います。ただ、この画像の時に関してはあまり記憶が…。
撮影したのは9月23日、画像に映っている白馬三山では初雪があってもおかしくない時期です。ただ、画像を見る限りでは初雪がまだか、あっても溶けたのか、雪は見当たりません。7月なら残っている雪も消え、白い岩の白馬三山が見え快晴の秋らしい光景となっています。
※記録・感想:登山ガイド・奥田かほり(ねこみみ)

