こんにちは。登山ガイドの奥田かほりです。
この画像は、2015年9月7日に奥穂高岳を登頂して少し下りてから撮影したもの。かなり遠くまで撮影できるデジカメを使っていたので、奥穂高岳である事やたくさんの人が登頂し、その脇にある少しの広場で景色を眺めていることが分かります。残っている画像がこの一枚なのに、この時の山行は印象に残っています。
2015年9月6日、上高地を出発し涸沢に到着したころにはそこそこの雨に降られていました。そんな中、目指したのは既に予約をしていた北穂高小屋。雨の中でも涸沢から北穂高を目指したのは理由があって、次の日の予報が抜群に良かったから、そして急斜面の下りではなく登りだったから。
涸沢から登ってしばらくすると岩の登山道がありましたが、その隙間に花が咲いていたこと・雨の中でも意外と登山者がいたこと・テント場が遠いなぁと思ったこと、北穂高小屋で雨具を乾燥させてもらったこと・夕食は食事内容が有名だけれど私にはクラシックが印象に残ったこと、雨のためゆっくり登ったからか今でも覚えています。
そして次の日、2015年9月7日、朝起きると目の前には日の出直前の蝶ヶ岳・常念岳・燕岳などのシルエットが広がりました。予報は見事に当たり、小屋の前の絶景を横目に朝食をとった事を覚えています。快晴の中、北穂高岳から涸沢岳を経由して奥穂高岳へ向かいました。前評判で岩場の結構厳しいルートと聞かされていた事が良かったのか、思いのほか抜群に整備されている岩の稜線を楽しく歩いていました。すれ違った方も下調べと実際の差に驚いたのか、お互い「とても歩きやすくしてくれてますね」なんて言葉を交わしました。そんなルンルンとした感じで歩いていると早々に穂高岳山荘を通過し、垂直梯子を登る事に。そして程なく奥穂高岳山頂に到着、人が多いのとその日のうちに帰るのとで長居せず下山します。すると、垂直梯子に長蛇の列ができていました。これも当時の奥穂高岳が印象に残っている理由の一つなんだと思います。ツアーの様でしたが、気を利かせてくれたガイドさんが早めに通過させてくれました。そうしてプチ周回をして涸沢に戻りました。
実は下調べが足りなかったのはこの後で、私はパノラマ新道を通って上高地へ戻りたいと思っていたのですが…まだまだ雪で道が開通していませんでした…。そうして結局横尾におり順当に?上高地へ下山しました。
私は山頂で標識と自分の写真を撮る事がほとんどなく、下手すると山頂の標識すら撮っていない事があります…。ただ、この時は奥穂高岳のあまりの人気に、その場の写真はいらないけどこんなに人がいるんだ!という驚きで下から山頂を撮影したのだと思います。
感想:登山ガイド・奥田かほり(ねこみみ)

