6月 17, 2025

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登山ガイド *ねこみみ*

登山日記や自然散策、ガイド企画のHPです

始めまして!

登山ガイドの奥田かほり(ねこみみ・Nekomimi)です。

自己紹介欄にも記入はありますが、改めて投稿したいと思います。

栃木県出身・丹沢で本格的に登山を始め、山小屋でのアルバイトをきっかけに現在は長野県に住んでいます。登山を始めたのは15年くらい前でしょうか?そして山小屋で10年程働き、2022年にガイド資格を取得し本格的にガイドを始めました。

長らく山にいた私が、やっとガイド資格を取った理由は働いていた白馬の山小屋へ通う途中や、山小屋で出会ったお客様の影響がとても大きいです。10年以上通い続けた山は白馬なので、今一番詳しい山は白馬かな?と思っています。そして、月に2~3回位は色々なルートから白馬へ通うという、私はちょっと変な?バイトでした。(たいていの方は月に1度下山すれば多い方です。)そんな訳で、どの辺りに雪が残るのか・どの辺りで雷鳥が見やすいか・どの辺りにいつどんな花が咲くか、勝手に知識を蓄えてしまいました。ただ、山小屋へ通う途中や宿泊された登山者の方にその情報をお伝えして喜んでもらえたり、逆にどうして白馬に来ようと思ったのか聞かせていただいたり、そんな経験からガイドを目指しました。

もう一つ、ガイドを目指した理由は、9月中旬~10月に栂池や蓮華温泉から白馬を目指されるお客様は意外と少なくないのですが、天気があまりよくない場合は白馬へ登ろうと向かえば向かうほど状況が厳しくなるルートなんです。そこで、苦戦しているお客様に何度も出会った事で「安全に!楽しく♪」山を一緒に楽しみたい、という気持ちが大きくなっていったからです。

と、ここまで白馬の事を書いておいてなんですが…実際のガイド実績としては意外と白馬は少なく、上高地の自然ガイドや穂高岳・その周辺の北アルプスのガイドが多いです。そして、新緑や紅葉の時期は長野県には意外と厳しい里山が存在するので、岩場歩きステップアップのガイド・冬はエリア問わずスノーシューガイドを行ったりしています。

そんなエリアのガイドができるのは、バイトがお休みの日は北アルプス歩き放題(言い過ぎ…)、北アルプスへの林道が通行止めになった時は里山歩き放題、なので実は白馬以外のお山にも結構通っていたおかげでもあります。

少し話が飛びますが、長野県に住んでいて長野県の山をガイドをしている私が所属しているガイド協会は「日光・那須山岳ガイド協会」です。それは、私の出身が栃木県だった事が大きな理由です。私は大学進学をきっかけに栃木県から神奈川県に移住しました。しかも、私の住んでいた場所は栃木の結構な田舎でした。当時はちっちゃい裏山に一人散策しに行くくらいで、車がないと登山口にすら到達できなかったのです…。そして栃木県の山に魅力を感じながらも、学校登山やたまに家族や親戚とのハイキングに行ったことがある位でした。本格的に登山を始めてから、あんなに自然に囲まれていたのに地元の山へ登れなかった事が、とっても気にかかり長野に住みながらも地元・栃木の山に詳しくなりたい気持ちが強くなっていきました。そんな訳で、今は長野県の山のガイドをしつつ栃木にも通い地元の山々を登ったりしています。ちなみに、長野県から栃木県に移動するので途中の群馬の山もそこそこ登るようになってしましました。

私は単独で登山を始め、今も単独の登山が結構好きだったりもします。だからこそ、ガイドをする上でのモットーは「安全に!楽しく♪」にたどりつきました。単独で始めたからこそ遭難予防に対して気を使い、そして万が一遭難したら?の対策も考えて登っていたので「安全に!」

でも、ただ遭難対策だけの登山は楽しくないかもしれません。実際に私がガイドになったきっかけは白馬で雷鳥やお花を登山者の方に伝えて笑顔になってくれたおかげです。だから「楽しく♪」も忘れたくないと思っています。「楽しく♪」のニュアンスは綺麗な景色を見る事だけではないと思っています。上高地も美ヶ原も白馬も、それなりに天気の良い日に来れば景色を楽しむ事はもちろんできますが、私はその一歩先「どうしてこんな景色なのか?」だったり、「どうしてこんな地名なの?」だったり、「実はこんな歴史がある」だったり、「登山のステップアップをしたい」だったり、景色プラスαの「楽しみ♪」を伝えたいと勉強中だったりします。

そのために、目的を明確にしたガイド企画を行っていこうと思っています。少し長くなってしまったのでこの辺りで…最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございます☆

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